「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」という言葉を聞いたことはありますか?
2歳前後に多いのですが、第一次反抗期とも言われるこの時期の子どもはとにかく何をするにも「イヤイヤ」と反抗するので、悩んだ経験を持つママやパパさんは多いと思います。
今まで嫌がらなかったこともとにかく「イヤ!」っとなって、おむつ替えや洋服の着替えなど、身の回りのことから生活全般にわたって全てがイヤになってしまうんですよね。
「どうしてこんなに癇癪を起こすのだろう?」と、悩みこんでしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、1~2歳ころから始まる癇癪の原因や対応方法についてご紹介します。
1歳頃から始まる癇癪の原因は?
1〜2歳ごろは「自分で!」と自己主張が出てくる時期です。
大人の思い通りにならなくなるので大変ですが、成長過程のひとつで大事な時期でもあります。
まずは、癇癪を起こす原因を考えてみましょう。
① 「自分で」やりたいけどうまくいかない
身の回りのことなど、子どもが「自分で」やりたいのに手先が不器用でなかなかうまくいかず、癇癪を起こすことがあります。
大人が手伝おうとすると、ますます怒ってしまったりしますので、そんな時は自分でやりたい気持ちを認めながら一緒にやってみるなど、さりげない手助けが必要です。
② 眠い、疲れた、お腹が空いたなどが理由かも
眠かったり疲れていると、機嫌が悪くなって癇癪を起こす原因になります。
この時期の子どもは自分の気持ちを言葉にすするのはまだまだ難しいので、大人が気付いてあげることが大切ですね。
「眠いんだね」とか「疲れているのかな」など、子どもの気持ちを代弁してあげるといいでしょう。
言葉で自分の気持ちを表せるようになってくると、癇癪も落ち着いてくるようです。
関連記事:言葉を覚えるためのおもちゃ 1歳から使えるおすすめの玩具と活用方法10選!
③ 生まれつきの性格かも
生まれつき「怒りっぽい性格」の子もいます。保育園に行っている子であれば保育士さんに園での様子を聞いてみるのも良いかもしれません。
あまりにも癇癪を起こす頻度が高く気になるようでしたら、身近な人や専門機関に相談すると良いと思います。具体的な対応方法などを教えてくれますよ。
子供の癇癪は親のせい?
育て方が悪いんじゃないかと悩むママやパパがいるようですが、基本的にはそういうわけではありません。
しかし、保護者の対応によっては 癇癪が長引くことがある場合がありますので、次は、子どもが癇癪を起こしたときの具体的な対応方法を考えていきたいと思います。
1歳児からの癇癪対応
私の子どもも最近「イヤイヤ」と言って、ひっくり返るようになってきました。その時に心がけていることや対応方法をご紹介します。
① 子どもの反抗や拒否に対して「ダメ」と言わない
なんでも「自分で」やりたい2歳ごろ。「ダメ」と子どもの気持ちを押さえつけてしまうとかえって逆効果です。「自分の気持ちを受け止めてもらえなかった」ともっと泣きわめくかもしれません。
長い目で見ると「ダメ」と言われ続けることで、子どもの意欲が育たなくなってしまう原因につながることもあります。
まずは「やりたかったね」など、子どもの気持ちを受け止めることが大切です。
子ども自身が「自分で」やってみるのを見守ってから大人が「一緒にやろうね」など手助けするのがポイントです。
② 時間に余裕を持つ
洋服や靴下など自分でやりたがりますが、まだまだスムーズではないので時間がかかります。
時間に余裕がないと大人もイライラしてきますし、子どもに十分にやらせてあげられないので癇癪を起こしてしまい大変になります。
準備には時間がかかるものと思って早めに準備に取りかかると、大人の心の余裕にも繋がります。「イヤイヤ」言われることを想定し、早めに準備しましょう。
③ 「〇〇にする?△三角にする?」と子どもに選択させる
大人が「〇〇しなさい」と言うのではなく、どっちがやりたいのか子ども自身に選ばせると「自分で」選ぶので納得しやすくなります。
子ども自身が選んだあとは、子どもの選択に「良いね」と共感するようにしましょうね。
④ とにかく共感する
「〜したかったんだね」と、まずは子どものやりたかったことに共感することが大切です。
共感してもらえると「イヤイヤ」と言っていた子どもが、少し落ち着くことがあるんですよ。
場合によっては落ち着かないこともあるかもしれませんが、まずは「受け止めて共感する」ことを心がけるのがオススメです。
⑤ 無視はしない
子どもの癇癪に付き合っていると、思わず耳をふさぎたくなることもありますよね。
でも、そこで無視をしてしまうと「自分の気持ちに応えてくれない」と、ますます癇癪を起こしてしまうことになります。
無視するのではなく、日頃ゆったりと子供と関わる時間を持つようにしたり思いっきり抱きしめたりなど、「どんなあなたでも大好きだよ!」と伝えることが大事です。
まずは、この3つからでも
癇癪の対応方法を5つご紹介しましたが、もし気持ちに余裕がなくてこんなに出来ないということであれば、まずはこの3つから始めてみてはいかがでしょうか?
私の体験談をご紹介します。
① 泣きやませようとしない
泣きやませようとすると大人自身が焦ってしまい、子どもの気持ちに共感することができなくなります。
そうすると、ますます泣きやまないということになり、かえって大変なことになるので、「今はこういう時期。成長しているということだから大丈夫。」と、割り切って考えるように私はしています。
② 周りの人に助けを求める
子どもと一対一で向き合っている日々が続くと、しんどくなってきてイライラしてしまいがちですよね。
平日ではなかなか難しいのですが、夫が休みの時は思いっきり子どもと遊んでもらうなどして、自分一人の時間を作るようにしています。
一人でふらっとコーヒーを飲みに行ったりするなど、自分の好きなことをする時間を持つようにすると、とてもリフレッシュできていいですよ!
③ 手抜きできる家事は手抜きする
なんでも完璧にやろうとするととても疲れます。子どものイヤイヤ期は「特に!」です。
やろうと思っていた家事が「イヤイヤ」によって進まず、はかどらないこともありますが、「できないときは無理してやらない」ということも大事です。
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まとめ
子どもが癇癪を起こすと大人は大変ですよね。思いっきり泣かれたり大声で叫ばれたりすると、ため息もつきたくなります。
でも、子どもの大事な成長過程と考えれば少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
永遠に続くわけではない「イヤイヤ期」。大人も一緒に成長していくつもりで乗り越えていきたいですね。
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ーこの記事を書いた人ー