入園準備って大変ですよね。特に、サイズなどが指定されていて手作りが必要な場合…。
裁縫が得意な人は何ともないと思いますが、裁縫が苦手な人にとっては悩みどころです。
最近は入園グッズを外注できる業者が増えたものの、ママさんによっては「苦手だけど出来れば作ってあげたい」と、作るかどうするかで悩むと思います。
そこで今回は、「手作りしたけど失敗した⁉」「外注したのに柄がかぶった⁉」など、入園グッズにまつわるトラブルやエピソードを「前編」と「後編」に分けてご紹介します。

「手作り」「既製品」「外注」にするのかで迷っているママさんは必見です!
入園準備は疲れるな
「前編」ではまず、「手作りした」という方のトラブルやエピソードをご紹介します。

裁縫が苦手な方にオススメの体験談です!
手作りしたものを見た母が…。
手作り強制の園ではなかったのですが、未満児の食事用エプロンだけはタオルを縫って作るタイプだったので頑張って作っり、他は市販のものを購入するつもりでした。ところが、年度途中での入園で時期外れだったせいか殆ど選べる状態じゃなく、ハンドメイドのネットサイトが流行る前だったため、買いたくても商品が無い状況でした。
私は本当に裁縫が苦手なのですが、仕方がないので母からミシンを借り、自分で作ることにしました。が、数日後、「全く作業が進んでいない」「辛うじて作ったものがひどい出来栄えだった」ため、見るに見かねた母が私の代わりにりに作ってくれました。
入園グッズの作成は、家政科の高校を卒業した母にとって大したことでは無かったようですが、布団カバーなどの大物から食事用エプロンなどの小物までの一式を全部作ってもらえたことは感謝しかありません。
私がやった事と言えば、名前を書くことや紐・ゴムを通すことくらいでした。
■ひとことアドバイス
今は市販のものも種類が豊富ですし、minneやメルカリなどハンドメイドの商品も簡単に手に入れられるので、色々と探してみるのが大事だと思います。
もちろん、作るのが好きな人はその作業を楽しむのも良いですよね。いずれにせよ、たくさん種類があるので、どんなものがあるのかを「インターネット」や「実店舗」で探して見てみる事が大事だと思います。(40歳 新潟県 保育園)
上履き入れを手作りしたら入らなかった…。
入園グッズを手作りしようと意気込んでミシンを購入したものの、お裁縫をするのは高校の家庭科以来でした。少しお高めでしたが、かわいい生地を見つけたので購入し、夜な夜なミシンの説明書とにらめっこしながらやっとの思いで作り、完成させました。
しかし、とてもかわいく仕上がって満足していたのですが、いざ上履きを入れてみると幅が狭くて入らず、絶望感でいっぱいになりました。大人が上履きをギュウギュウに詰め込めば入りますが、試しに子供に入れさせてみたところやはり入らず、癇癪を起こしてしまったこともあり諦めました。
縫い直すことも考えましたが、裏地付きで作ってしまったため修正することもできず、また、同じ生地で作った他の袋類ともお揃いにしたかったこともあり、高い生地ではありましたが再度購入し、もう一度一から作り直しました。
■ひとことアドバイス
幼稚園グッズの製作本通りの寸法で作りましたが、幼稚園指定の上履きはしっかりした作りで厚みもあり、合いませんでした。指定の上履きを確認してから製作するべきだと反省しました。
また、キルティング地にコットンの裏地をつけると出来上がりが思ったより小さくなってしまったので、余裕をもって大きめに作るべきだと思いました。(40歳 神奈川県 幼稚園 )
入園準備 ミシンがないから買ったけど…。
最初の子供の時は、幼稚園が指定した絵本用バッグやコップの袋など、5種類のバッグを手作りしました。当時は自分でしなければならないと思い込んでいたこともあり、ミシンも購入して頑張って作りました。
型紙から布を切ってもら作業を主人に手伝ってもらいながら何とか作り上げましたが、完成までに1ヶ月くらいかかり、義務感から楽しいとは思えませんでした。
上の子供と真ん中の子供が4歳離れていたので、二人目は上の子のお古を使っていました。名前や擦れてしまったところはアップリケなどで補修しましたが、男の子だったからか大して気にすることもなく使ってくれました。
もともと裁縫は苦手で嫌いだったので、ミシンはそれ以外で使った事がありませんでした。いま思うと「無駄な出費だったな」と後悔しています。長い間押し入れに入れっぱなしだったミシンは結局、引っ越しの時に処分しました。
■ひとことアドバイス
三人目は女の子だったので、簡単な物は手縫いで作りました。出来る物は自分で作って、難しい物は知り合いのお店に子供と選んだ布を持っていき、作ってもらいました。物によって値段は違いますが、五百円から千円くらいでとても綺麗に作って貰えるので、良かったと思います。
忙しかったり、赤ちゃんがいたりする時は、臨機応変に色々なサービスを利用するのが良いと思います。誰にでも得手不得手があるので、ひとつの事で罪悪感を感じることは無いと思います。お母さんが大らかな気持ちでいる事が、子供にとって大切だと思います。(50代 宮崎県 幼稚園)
入園グッズなんて作れない…。
子どもが通った幼稚園では手作りが当たり前で、5種類ぐらい作りました。不器用な私は憂鬱でしかありませんでしたが、子供は柄を選んで楽しみにしていたので、泣きそうになりながら作りました。
子供は文句を言ったことがありませんでしたが、周りに比べるとその差がひどく、幼稚園のお迎え時には切ない気持ちになりました。そのため、翌年には子供が大好きなキャラクターの名前入りバッグをオーダーメイドで作ってもらい、お金はかかったものの子どもは喜んで使ってくれたので、良かったです。
裁縫上手になりたいですが、嫌いなことをストレス溜め込んでやるよりはよかったと思います。
■ひとことアドバイス
こうなることは入園前から予想できていたので、いま思えば無理をせず買えばよかったです。入園してからもゼッケンや衣装作りなど数々の壁にぶつかりましたが、得意な人にお願いするなどすれば、なんとかなります。
手作りじゃなくても子供への愛情は同じなので、ママが笑顔で居られる方を選んでください。(45歳 滋賀県 幼稚園)

裁縫は苦手だからと「手作りじゃなくても良かった」と後悔する人もいれば、あえて「手作りして良かった」というママさんも!
次は、苦手ながらにも作って良かったというママさんの体験談をご紹介します。
裁縫初心者でしたが手作りして良かった!
子供の幼稚園では、「体操着袋」「上履き入れ」にサイズの指定がありました。外注しようかとも考えましたが、母が同じ東京におり実家にミシンがあったので、長期休み期間を使って手作りにチャレンジすることにしました。
手作りのメリットのひとつには「生地を子供と一緒に選べる」」という点があります。実際、息子は大好きな車柄を選び、出来上がりを楽しみにしてくれました。
お裁縫初心者の私は生地を選んだ生地屋さんで作り方のフリーペーパーをいただいて、その採寸を変更して作ってみました。ミシンは真っ直ぐ縫うのも大変だったので、ぶ厚くて難しいところは母に手伝ってもらい、2日かけて何とか2つの袋が出来上がりました。
初めてなので非常に苦労しましたが、嬉しいことに、この2つの袋は息子もとても気に入ってくれ、小学生になった今でも大事に使ってくれています。手作りは少しくらい縫い方が曲がったりしても、わが子は「母親が作ってくれた」と喜んでくれますし、手作り品というだけで愛着がわくので手作りして良かったと思いました。
お裁縫は苦手でしたので、生地を買う時も母親に一緒に来てもらい、柄の向きや何センチ分の生地を買うか等、教えてもらいました。生地屋さんに、入園入学準備品の作り方のフリーペーパーなどを置いてくださっているところがあるので、そういったものを参考に出来たのもよかったと思います。
苦手なミシンでしたが、まずは使い方を母に教わり、不要な生地で少し縫い方を練習してから縫ったのと、あまりに曲がっておかしなところは何度かやり直したりしながら作りました。
■ひとことアドバイス
ミシンは裁縫初心者にはハードルが高く、自分で作るとなると難しすぎて無理と思ってしまうかもしれません。でも、周りにいらっしゃる裁縫上手な方に聞きながらでもいいので、何度もやり直ししながら縫っていくとだんだん上手くなって、「自分で縫えてる!」「袋が出来てきてる!」と、きっと嬉しくなってくると思います。
実際私もたくさん失敗しましたが、その失敗があったからこそ、今はネットで作り方を調べてレッスンバッグやランチョンマットも作れるようになりました。
時間がかかっても、ミシンの針を何本折ってもいいと思います。それだけ手作り品は子供にとって格別です。子供には「お母さん、ミシンは上手じゃないから時間かかっちゃったけど、出来たよ。」と恥ずかしながら正直に話しました。
苦労して母親が自分の為に作ってくれたと分かれば、きっと子供も大切にしてくれます。忙しい中で苦手な裁縫に取り掛かるのは勇気が必要かもしれませんが、子供の喜んでくれる笑顔を想像して頑張れば、自分自身もきっと成長できると思います。(40歳 東京都 幼稚園 )
まとめ
「頑張って作ったのに失敗」「手作りしたけど外注すれば良かった」など体験談を拝見すると、裁縫が苦手な方は無理して手作りしなくてもいいのでは?という印象を受けました。
失敗なんて気にしない、コストも気にならないなど、エネルギッシュなママさんは手作りに挑戦してみてもいいかもしれません。
▼「後編」はこちらです!
>>園グッズトラブル&エピソード10選!手作り・外注どっちにする?【後編】