6ヶ月頃から離乳食を開始したものの、1歳を過ぎるまでほぼ母乳のみで、用意した食事をほとんど食べなかった我が子。
「このままで栄養状態は大丈夫なのだろうか?」と心配になった私は、少しでも子供が食べてくれるようにと、食事の方法を試行錯誤する日々を送りました。
結局は、1歳3ヶ月頃ころを境にだいぶ食べられるようになったのですが、そこに至るまでに私が努力したことや工夫したことなどを今回はお話ししたいと思います。
1歳過ぎてもご飯を食べないで母乳ばかり…。
当時の私の子どもはというと、離乳食は食べても「スプーン一杯のうどん」や「おかゆを数口」だけでした。
そこで、まずやってみたのが
②固さを変える
③椅子や食べる場所を変えてみる
です。
しかし、どれも特に効果がなかったので、今度はこんな工夫をしてみることにしました。
① 色々なスプーンを使ってみる
そもそもスプーンを口に入れることすら嫌がった我が子。
最初に、離乳食用のシリコン製のスプーンを使用していましたがダメ。
それなら木製のスプーン?と試したものの、これもダメ。
じゃあ、ステンレス製はどうかな?と思い試してみたものの…。

我が子の場合、結局どの方法も効果がありませんでした。
② 美味しそうに食べているところを見せる
食べて欲しいのに食べてくれないという事が続くと、母親は食事の時間を楽しめなくなってしまいがちです。
しかし、その楽しめないという気持ちとは子どもにも伝わってしまいますので、まずは「食事は楽しい」と思ってもらおうと、まずは自分が食事を美味しそうに食べてみることにしました。
・大きな口で食べてみる
などなどです。

最初はあまり関心がないようでしたが、時々ニッコリしながら食べる様子を見ていたので、私はそれで良しとしていました。
③ 手作りがダメなら市販のものは?
離乳食を始めてすぐの頃は、手作りのものをあげるようにしていました。
レンジでおかゆが作れる道具を購入しておかゆを作ってみたり、野菜などは茹でてペースト状にしたりと、とにかく手作りにこだわっていたのです。
しかし、時間をかけて作ったわりに全く食べなかったことから、「市販のものだったら食べるのでは?」との思い、いろいろな離乳食を買っては試してみました。
すると、何十種類も買った中で、宅配の冷凍離乳食のおかゆは数口食べてくれるという結果に!

そこで、味や材料を真似して自分で作って見たのですが、それは食べてくれませんでした。
④ 食事の硬さを変えてみる
ドロドロのおかゆやペースト状のものは吐き出してしまうので、少し硬さを変えてみたりしました。
「ドロドロよりは食べるかな?」という感じでしたが、あまり食べる量は変わらなかったです…。
1歳過ぎてもご飯を食べないことにイライラと焦りが…。
これだけ色々工夫してみても、ほとんど効果なしだった離乳食。
悩みに悩んだ私は離乳食講習会への参加と、保健センターでの個別相談を利用しました。
離乳食講習会へ参加してみて
離乳食講習会へ参加してみると、内容は主にメニューや離乳食の作り方についてでした。
食べない子向けの講習会ではなかったのであまり実践はできませんでしたが、栄養や取り分けメニューなどを学べたので、参加したこと自体は良かったと思っています。
個別相談で受けた3つのアドバイス
個別相談へ行ってみると、離乳食講習会とは異なったアドバイスを聞くことができました。
① 味付けを変えてみる
醤油を垂らしてみるなど、味付けをすると食べることがあると言われ試しました。
我が子は特に効果がなかったですが、味付けを変えたことがない人は試してみると効果があるかもしれません。
② 食べなくても2回食、3回食などリズムを整える
「食べないからといって作らないでいると、ずっと食べなくなる」と言われたので、時間になったらしっかり食事は出すようにしていました。
ほとんど食べない日が続き辛いこともありましたが、気長に食べてくれるのを待つようにしました。
③ 成長曲線を外れていなければそこまで心配しなくても良い
「身長や体重をこまめにはかり、成長曲線から外れていなければ大丈夫」と言われ、その時は少しホッとしました。
小児科での栄養相談にも何度か足を運びましたが、成長曲線から外れていなかったので「様子を見ましょう」と言われました。
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初めて食べたものはパンでした!
子どもが1歳3ヶ月を迎えたころになっても、これといった得策は見つかりませんでした。
しかしこの頃、私は試しに自分が食べていたロールパン(アレルギーの心配があったので卵不使用のものを買っていました)をちぎって手渡したところ、なんと自分から食べたではありませんか!
するとその後、子どもはしばらくパンのみを食べるようになりました。

栄養面ではまだまだ心配でしたが「食べるだけ良い」と割り切り、「美味しいね」「食べられてすごいね」「食べてくれて嬉しいよ」と伝えるようにしていました。
1歳過ぎ、パンの次には「おにぎり」しか食べないことも…。
パンの美味しさを知った子供は、一緒に用意していたご飯や茹でた野菜などには目もくれず、最初の数日間はパンのみしか食べませんでした。
しかし、パンの次にはそれがバナナになり、そのあとはオニギリ…と、いわゆる「ばかり食べ」状態へ変化。
心配ではありましたが、それでも少しずつ色々な食材に慣れていけばいいやと思い、あまり気にしないようにしていました。
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1歳半になった今では…。
いま子供は1歳半になりましたが、食べムラいまだにありますし、気分によって食べたり食べなかったりという日もあります。
でもほとんど何も口にしなかった頃を思うと、だいぶ食べてくれるようにはなりました。
今ではご飯をお茶碗によそうと「まんま!」と嬉しそうに椅子に座り、悩んでいた頃が嘘のようです。
ちなみに、いま子供がハマっているのは納豆です。私が食べていたのをずっと見ていたこともあり、「同じもの」を食べているということが嬉しいようです。

食べないとしても、食卓に色々並べておくと子供が興味を持ち始めるのでオススメです。
【まとめ】
離乳食を食べてくれないと、すごく悩みますよね。
いろいろな人に相談して「絶対食べる日がくるから大丈夫」と言われても、毎日のように考え悩んでいましたから。
ある程度子供が食べられるようになるまでは「このまま食べない日が続いたらどうしよう」と、とにかく心配でしたが、気長に待つことも大事ですね。改めて実感しています。
離乳食の相談先は色々とありますので、もしお子さんの離乳食のことで悩んでいる方はそういった相談機関利用してみてはいかがでしょうか。
少しでも食事の時間を楽しむことができるよう、相談しながらゆったりやっていくことをオススメします。
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ーこの記事を書いた人ー