子どもに絵本を読んであげようと思い読み始めても、子どもがページをめくりたがるので、なかなか絵本を読み進められないなんていうことありますよね。
また時によっては、読んでいる最中の絵本を子供が破ったり、かじってしまうことに悩んでしまうことも…。
そこで今回は、絵本の読み聞かせについて「このままでいいのだろうか」と悩んでいるお母さんたちに向けて、
・子どもが絵本をかじったり破ってしまう理由や対策
などを、筆者の実体験をもとにお話していきたいと思います。
赤ちゃんが絵本を自分でめくるのはなぜ?
子どもが絵本をめくりたがってしまい、絵本をスムーズに読んであげることができないと悩んでしまいますよね。
まずは、どうしてめくりたがるのかについて、考えていきたいと思います。
めくりたがる理由とは?
①ただ単純にめくるのが面白いと思っているのかも
子どもにとっては「めくる」という行為が遊びになっています。上手にめくれるようになったことが嬉しく楽しいことから、ついついめくってしまう可能性も!
②大人の真似をしたい
子どもは大人がやっていることを真似したがります。「自分もやってみたい!」と思っているのかもしれません。
叱ったほうがいいの?
「めくる」という行為を楽しんでいるだけなので、叱る必要はないと思います。
大人は絵本をしっかり読んであげたいと思いますが、絵本をめくるということは「絵本に興味がある」ということなので、叱る必要はありません。
子どもがめくってしまう時には

「一緒に見ようね」
と、ゆったりした気持ちで声をかけてあげると良いですよ。もし、あまりにも激しくめくって破いてしまいそうだったら

「優しくめくってね」
と言いましょう。
めくるのは今だけ
どうしてもイライラしてしまうようであれば、大人と一緒に絵本を見るという「時間」を、大事にしてあげると良いです。
めくって絵本が読めなくても、一緒に同じものを見て共有していると捉えれば、少し気持ちが楽になりませんか。
ある程度大きくなってくると、めくることよりも絵本の内容に興味が向いてくることがありますから、今だけだと思って長い目で見ましょう。
めくり好きなお子さんにオススメの絵本
➀好きなものが題材になっている絵本
お子さんの好きなものを題材にした絵本を選んでみると良いと思います。
私の子どもは「乗り物」が好きなので、乗り物が出てくる絵本はじっくり見ています。
あまり興味のないものは、すぐに飽きてしまったり、最後まで見ないということが多いです。
②定番の絵本
何がいいか迷ってしまう人は、昔からあるベストセラーの絵本から読んでみるといいと思います。
なぜなら、大人が「どこがいいんだろう」と思っても、読まれ続けてきた絵本にはやはり、それなりの理由があるからです。
繰り返しのフレーズや絵のタッチなど、子どもに好まれる要素が入っていますので、読んでみてくださいね。
③興味がなくても・・・
うちの子の場合、最初はあまり食いつきが良くなかった絵本でも、少し時間が経てば「読んで」と言ってくるようになりました。
繰り返し読むうちに、愛着が湧いてきたのかもしれません。
なので、もし子どもが興味がないような素振りだったとしても、興味のあるものを一緒に探していくつもりで、無理のない程度に色々読んであげるといいかもしれません。
1歳児などが絵本をかじる・破るのはなぜ?
子どもが絵本をかじったり、破いたりしてしまうことってありますよね。それは一体なぜなのでしょうか?
次は、絵本をかじる・破る理由や対策を考えていきましょう。
絵本をかじったり破ってしまう理由とは?
① 破るのが面白いのかも
年齢的に、紙を破ることが楽しいお年頃です。手指が器用になってくると紙を上手に破れるようになりますから、ビリビリという音や感触が楽しい時期なんです。
破って遊ぶのは発達的に良いことなので、絵本ではないものを破って遊べるようにしてあげると良いですよ。
② なんでも口で確かめる時期
子どもは気になったものを口で確かめます。食べたくて食べているわけではないのです。
とはいっても、絵本を食べてしまうのは気になりますから、

「絵本は大事。食べないでね」
と繰り返し伝えていくことが大事です。
叱り方は?
子どもが絵本をかじったり、破いてしまったときには、こんな風に声をかけてみましょう!

「絵本は大事。破かないでね」

「かじらないでね」
など、簡潔に伝えます。
くどくど叱ったとしても、子どもはなぜ怒られているのかがまだ理解できませんので、「簡潔に!」というのがポイントです!
叱り過ぎはNG!
また、きつく叱りすぎるのもあまりよくありません。きつく叱られることが度重なると、絵本に興味があるのに絵本から遠ざかってしまうという恐れもあります。
注意しても、破いたりかじったりするのをスグにやめるわけではないですが、成長につれて少しずつ理解してくれるようになります。
ビリビリ破ったりすることが楽しい年頃でもありますので、

「絵本はダメだけど新聞紙はいいよ」
など、他の破ってもいいものを出してあげると良いですよ。
かじったり破くのが好きなお子さんにオススメの絵本
①厚みのある絵本
破きにくいような厚手の絵本などを読むのも一つの方法です。厚みがあれば、そう簡単には破れませんのでオススメですよ。
②布製の絵本
破れない絵本という意味では布製のものもオススメです。でも、かじったりしてしまう子については、布製のものにしても口に入れてしまうかもしれません。
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まとめ
子供が絵本をちゃんと読ませてくれないと、悩んでいる方って多いと思います。
でも、最初はしっかり読み聞かせができなくても、大人と一緒に楽しむ時間と捉えると良いですよ。
「ちゃんと読んであげなきゃ」「どうして絵本を見てくれないんだろう」とばかり考えていると、大人も楽しめなくなってしまいますから、まずは大人もリラックスして絵本タイムを楽しめるといいですね。
お父さん・お母さんの楽しい気持ちは、子どもにもしっかり伝わります。
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ーこの記事を書いた人ー